トマトやなすなどの野菜は、支柱を立てて摘芯や剪定をしながら栽培しますが、同じようにキュウリやヘチマなども支柱に誘引しながら栽培しますよね。
それでは、同じウリ科の、スイカやメロン、かぼちゃなどはどうでしょう。
果実の部分が大きく重くなるので、地面を這わせて栽培するのが一般的でしたが、近年では、空中栽培を行う農家さんが増えてきました。
空中栽培はなぜいいの?
空中栽培の利点はたくさんあります。まず、栽培面積が少なくて済むのです。
地面に這わせると面積をとられますが、蔓を上に延ばせば面積が少なく済みます。
また、日光がまんべんなく当たるため、色むらがなくなったり、下になった部分が痛んだり害虫の被害を受けるのを減らすことができます。
空中栽培なら浸水の被害から、果実を守ることができる
何より、露地栽培の場合は長期の雨での浸水の被害から、果実を守ることができます。
このような理由からスイカやメロンなどの大きな果実も空中栽培で空てられることが増えてきましたが、農家さんだけでなく家庭菜園でもポイントをうまく抑えれば、ベランダなどでも空中栽培は可能です。
ぜひ、今年の夏は挑戦してみてはいかがでしょう。
スイカの空中栽培に準備するもの
路地植えはもちろんですが、プランターでも、鉢でも、近年人気の「袋栽培」でも可能です。
そして空中栽培に必須なものは、支柱です。
ベランダなどで軒からひもを垂らして支えるという手法もありですが、ゴーヤカーテンよりも果実の重さがあるので、しっかりと支えられる環境を整えましょう。
スイカの空中栽培のポイント
スイカの栽培のポイントは、ずばり摘芯です。摘芯がうまくできるかで実の付き方が断然違ってきます。
スイカやメロンは、小蔓や孫蔓に実をつけます。この小蔓や孫蔓をうまく出させるため、本葉が5~6枚になった時に、中心の一番太い蔓の先を切り成長を止めます。
そして、摘芯して脇芽の子蔓が伸びてきたら、生育のよい子蔓を3~4本残し、ほかの子蔓は摘み取ります。伸びてきた小蔓は誘引しましょう。支柱に行燈仕立てでぐるぐる巻いていってもいいです。
いよいよ!すいかの実ができてきたら
スイカの雌花の根元が膨らんできたら、摘果する実を選びます。一つの茎に2つまで残し他の実は切り取ります。
スイカの実がこぶしくらいの大きさになって、蔓が重そうに見えてきたら、ネットをかけて支柱につるしましょう。
小玉スイカは授粉から35日〜40日ほどで収穫適期となります。摘芯した日を覚えておくと収穫時期が予想できます。
見た目で判断する場合は果実の周りの葉が枯れてきた時が収穫の合図です。
スイカの水やり、肥料など
スイカは乾燥した地域で栽培可能な植物なので、水やりは少なめにしましょう。路地栽培の場合は自然の雨だけで十分です。そして、収穫1週間前は断水すると甘みが強くなります。
肥料も必要ない植物ですが、しいて追肥するなら、結実したときです。実が卵くらいの大きさの時に化成肥料を施しましょう。