赤や青、ピンク、白などのあざやかな花がパッと開くアネモネ。春の花壇を明るく演出してくれます。
水はけの良い、日の当たる場所で、多肥に注意しながら生育すれば、何年も咲き続けてくれます。
ロックガーデンにもおすすめ。育てやすく丈夫なため、園芸初心者にもおすすめの花です。
アネモネの土づくりや、植えつけ
アネモネは水はけの良い土を好みます。
鉢植えの場合、元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されている「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」がおすすめです。
地植えの場合、苦土石灰を混ぜて酸度を調整しておき、1週間~2週間経ったら腐葉土を混ぜておきましょう。
アネモネは花つきのポット苗から育てるのが簡単ですが、球根からでも育てられます。
球根の植えつけ適期は10月~12月です。気温が高すぎると球根が腐ってしまうこともあるため、15℃以下になった頃を目安に植えつけを行いましょう。
しっかりと発芽させるためには、球根の上下を間違えないことが大切です。もし上下のわかりにくい場合は、横向きにして植えつけします。
アネモネの日々の管理や、水やりや肥料の与え方
鉢植えの場合、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えましょう。花に水がかかると傷んでしまうことがあるため、株元に水やりします。開花時期になったら、水切れしないように気をつけます。
地植えの場合、特別な水やりは不要です。
アネモネは花をつけるのに、たくさんの栄養を必要とします。
発芽して葉がつきはじめたら、土に置くだけで約2カ月間肥料効果が持続する肥料「プロミックいろいろな植物用」を与えましょう。
つぼみがつきはじめたら、液体肥料「ハイポネックス原液」を2週間に1度の頻度で与えます。ただし、球根を充実させるため、晩春になるまでには施肥をストップしましょう。
アネモネのきれいな花を咲かせるコツ
アネモネは気温が5℃以下の寒さを経験しないと花が咲かないため、寒い時期も屋外で育てるのがおすすめです。室内で育てたいときは、1カ月ほど屋外で育てた後に家のなかへ移動させましょう。
開花期の長いアネモネは、こまめに花がら摘みをすることで美しい花をたくさん咲かせます。花が終わりかけたら花茎を摘み取りましょう。落ちた花がらも、見つけたらすぐに取り除きます。
花がらが葉や茎についたままだと病気の原因になることがあります。
アネモネの育て方の基本情報
日当たりと風通し、水はけの良い場所で管理しましょう。
水やりは、鉢植えの場合、土の表面が乾いたら、花や葉に水が直接かからないようたっぷりと与えます。
地植えの場合は、基本的に不要です。
病害虫に関しては、うどんこ病やアブラムシに気をつけましょう。見つけたら早めの対策を。