ローダンセマムはキク科の植物で、花言葉は「永遠の愛」や「気丈に」「誠実」
アフリカンアイズやアプリコットジャムなどの種類があります。
ローダンセマムは、白やピンクの花をつけます。原産地は北アフリカの高山地帯なので、乾燥に強く冬の寒さにも負けませんが、高温多湿の日本の夏は苦手です。
うまく夏越しができれば、周年で楽しめる多年草です。
梅雨の高温多湿で枯れたら切り戻しをして木質化を防ぐと、秋にもたくさん花を咲かせます。花が咲かない時期もシルバーリーフを楽しむことができます。
ローダンセマムの育て方
ローダンセマムの育て方のポイントは、なんといっても上手に「夏越し」できるかです。
丈夫な花で地植えにしてても、何年も咲いてくれるような花ですが、最近は日本の夏も非常に暑くなってきていますので、夏にちょっとひと工夫してあげると、来年もしっかり咲いてくれる充実した株になるかと思います。
多くの植物は、冬の寒さで枯れてしまう「冬越し」のしかたがポイントになりますが、高山生まれのローダンセマムは、夏の高温多湿を乗り切るかにかかっています。
ローダンセマムの夏越し
ローダンセマムの開花期は3月~6月です。
花が終わったら、夏越しの準備をしましょう。
鉢植えのものは梅雨時期などに、雨を避けてあげることができます。置き場所は、日当りの良い場所がいいでしょう。蒸れに弱いので風通しが良いところがおすすめです。
地植えでも楽しめますが、花が終わったら鉢上げ(植木鉢に植え替える)して高温多湿をさせてあげるものよいでしょう。
あわせて、梅雨に入る前の6~7月には、蒸れを防ぐため強剪定します。新芽が出ている茎を残し、根元から3~4センチくらいの高さまで切り戻します。
枯れた茎がある場合は、この時に取り除きます。強剪定を行うと、すぐに新芽が芽吹いてきます。茎が木質化するのも避けられるので、ぜひこの時期を逃さず剪定を行いましょう。
ローダンセマムの冬越し
寒さや乾燥に強いローダンセマムは、冬越しにはあまり注意する点はありません。
鉢植えの場合は、土が乾燥したら水を与え、地植えの場合は特に水やりの必要はありません。
上手に夏越しができたら、9~11月頃に再び開花期を迎えることがあります。
きれいなシルバーリーフは、冬の花壇にはうれしいですね。
花の時期の前、9月頃に、肥料または液肥を与えましょう。
ローダンセマムは耐寒性が強く、-10℃程度まで屋外で越冬できます。
ローダンセダムの増やし方
ローダンセマムは挿し木で増やすことができます。
古株になると、茎が木質化して立ち枯れすることがあるので、挿し芽で新しい苗を作っておくと安心です。
挿し木の適期は春と秋です。
茎先を5cmほどカットし、下の方の葉を取って水揚げし、その後挿し木用の土に挿します。
根づくまで風通しの良い明るい日陰で管理して水やりを続けます。
ローダンセマムの栽培カレンダー