「ダリアの王様」皇帝ダリアの育て方
皇帝ダリアは、メキシコや中米を原産とするキク科の球根植物です。
一般的なダリアは生長しても草丈が1m程度にしかなりませんが、皇帝ダリアは5m程度にまでなります。
その貫禄ある花姿から、「ダリアの王様」と呼ばれ、圧倒的な存在感があります。
皇帝ダリアの植えつけ方、適した時期は?
鉢植えでは大きく育たず、花もつきにくくなってしまいます。
球根の植えつけ適期は3月上旬から5月下旬にかけて。
ポット苗の場合は、春~初夏に植えつけましょう。
皇帝ダリアは日当たりを好む植物なので、しっかりと日光が当たる場所に植えつけましょう。
午前から午後にかけて日が当たる場所が理想的です。
また、「短日植物」なので、光が完全に当たらない時間を作ってあげる必要があります。
夜間でも街灯や部屋の明かりなどが当たらない場所で育てましょう。
皇帝ダリアの水やり、肥料
庭植えの場合、水やりにはそれほど神経質になる必要はありません。
長期間雨が降らないときや、夏場の乾燥が激しい時期など、土の表面が乾いている場合は水をたっぷり与えましょう。
植えつけのときに用土に緩効性肥料「マグァンプK中粒」を混ぜ込んでおきましょう。
植えつけ1ヶ月後くらいから10月頃までは、追肥として月に2回ほど「ハイポネックス原液」を与えてください。
皇帝ダリアの管理方法
皇帝ダリアはとても背が高くなるので、
風や雨で倒れてしまうのを防ぐために支柱を立てましょう。
植えつけの際にあらかじめ立てておくのがおすすめです。
皇帝ダリアは放っておくと5mほどの高さになります。
そこまで背を高くしたくない場合は、株が生長し1mを超えたら、枝を短く切って草丈を調節しましょう。
生長とともに茎が木質化していきますので、早めの段階で剪定をしておくのがポイントです。
花芽をつける前、遅くとも8月までには済ませておきましょう。
皇帝ダリアの育て方の基本情報
用土は、水はけの良い土を好みます。地植えの場合は、腐葉土や堆肥と一緒に元肥を混ぜましょう。
水やりは、表面が乾いたら、花に水がかからないよう株元に与えます。庭植えの場合、特別な水やりは不要です。
病害虫は、ヨトウムシの被害に特に注意です。見つけたら殺虫剤の活用も。